この仕事のやりがいや楽しさを教えてください

ケミカルタンカーは非常に繊細で危険な貨物が多く、その取り扱いには高度な専門知識が必要です。他の船種船員からの転職は難しく、船員は常に不足状態です。ケミカルタンカーの上級士官には、高度な操船技術だけでなく、積荷となるあらゆる種類の液体化学品の取り扱いに関する豊富な知識と経験が必要となります。ドーヴァルのケミカルタンカーでなら、世界の海運業界で通用し活躍できる知識と経験が身につきます。それがやりがいになりますね。

入社したら、どんなメンバーと一緒に働くことになりますか？

当社が管理するケミカルタンカーには、韓国人・中国人・ミャンマー人が乗船しており、多国籍の船員たちの強力なチームワークにより、船が安全に運航されています。まずはこれらの船員の中に入って、お互いに協力して技術と経験を積んでください。
ドーヴァルグループの事務所は、東京・メルボルン・ヒューストン・大連にあり、37名の現地社員が働いており、その国籍は8カ国にも及びます。東京事務所のメンバーは27名ですが、そのうち10名が外国人です。このように、ドーヴァルグループは小さなグローバル企業として、いろいろな国籍のメンバーがお互いを尊重して、自由でフラットな人間関係の中で仕事をしています。

「このメンバーで良かった」と感じる瞬間はどんな時ですか？

船舶（Vessel）による海上輸送は、あたかも地球の血管（Blood Vessel）のように、世界各地に散在する資源を安全に輸送し、循環させることにより、地域と世界の経済発展に貢献する重要な役割を担っています。特に液体化学品の海上輸送は、液体化学品が生活レベルの向上に必要不可欠な資源であると同時に取り扱いの困難さから、安全輸送確保のための国際基準が年々厳しくなっています。
ドーヴァルでは、非常に貴重な船舶や貨物を預かる船員、更には船舶管理にも、通常の海上輸送業務よりも一層厳しい基準を設け、誇りと責任を持って業務に携わっています。

働く場所の仕事環境を教えてください

船員としての乗船勤務期間中は全日本海員組合の外航船員基準に基づいた業務環境になります。一定期間の乗船勤務後には、組合基準に従った連続休暇が与えられます。
陸上勤務になると、勤務地は本社事務所（東京）になりますが、各海務監督および工務監督が担当船を受け持ち、担当船がアジアの港に入港した際には訪船して船員の指導や実査を行うため、場合によっては次の寄港地まで乗船することもあり、海外出張が多くなります。