面接

「面接官は応募者のどこをチェックしているのか?」「面接官の質問の意図は?」「どう回答したらいい?」そんな面接に関する疑問に答えます!面接は「あなた」=「企業が求める人材」であることをプレゼンテーションする場。万全の準備で臨みましょう。

よく聞かれる質問と面接官の意図

面接でよく聞かれる質問とその意図を知ろう

面接は、面接官との会話のキャッチボール

面接は、面接官との会話のキャッチボールです。1つの質問に対して一方的に話すのはNG。コミュニケーション能力が低い人だと思われかねません。

  • 結論を先に言う
  • 質問に即した返答をする(脱線に注意!)
  • 1回の返答を30秒~1分程度にまとめる

の3つのポイントを心がけながら、ハキハキと返答しましょう。また、面接で聞かれる質問には下記のようにいくつかのパターンがあり、それぞれに意図があります。しっかり読んで、面接の準備をする際に役立ててください。

よくある質問1:転職理由・志望動機について

(質問例)
  • 「転職したい理由を教えてください」
  • 「当社を志望した理由を教えてください」
  • 「○○職になりたい理由は?」

企業が欲しいのは、十分な経験やスキルを持ち、現状にポジティブな刺激を与えてくれる人材です。あなたが、

  • 前向きな理由から転職を考えていること
  • 応募先企業の事業内容や職務内容について十分に理解していること
  • 入社後に貢献できる人材であること

を具体的に説明しましょう。くれぐれも、前職(現職)に対する悪口や不満は言わないように。「志望動機の掘り下げ」や「貢献できるポイントを整理しよう」も参考にしてください。

よくある質問2:職歴内容・スキルについて

(質問例)
  • 「これまでの職務経歴を教えてください」
  • 「あなたの誇れる実績や成功体験を教えてください」
  • 「あなたのキャリアやスキルを入社後にどう活かせると思いますか?」

面接官は、履歴書や職務経歴書で転職希望者の経験やスキルをおおよそ把握しています。ですから、応募書類に書いた内容をそのままそらんじても意味がありません。書類では表現できなかった「具体的な内容」について答えましょう。なかでも、応募する企業や職務と関連性の高い経験・スキルはしっかりとアピールを。逆に、関連性の低い経験は簡単な説明にとどめます。実績・成果がなぜ出せたのかを自分自身でしっかり分析し、「応募先企業でも同様にできる」、再現性があるという点をしっかり説明し、説得力を持たせることが大切です。

なお、注意点が一つ。実績をアピールしようと焦って、機密情報を漏らしてしまうのは厳禁です。「重要な業務を任せられない人物」と判断されてしまいます。

よくある質問3:キャリアプラン・キャリアビジョンについて

  • 「これから身につけたいスキルはありますか?」
  • 「今のあなたの課題は何ですか?」
  • 「○年後、あなたはこの会社でどうなっていたいと思いますか?」

企業が「これから身につけたいスキルはありますか?」「今のあなたの課題は何ですか?」といった質問をするのは、

  • 応募者に自分を客観視する能力があるか?
  • 足りない経験・スキルを補う意欲があるか?

を見極めたいから。ネガティブな返答にならないよう気をつけましょう。
また、未来のキャリアプラン・キャリアビジョンに関する質問では、

  • 応募者が思い描くキャリアと当社の業務内容・事業方針とがマッチしているか?

をチェックされています。「前職の○○のスキルを活かし、御社で××の経験を積んだ後は、△△部門のリーダーとして活躍できる人材になりたいです」という具合に、応募企業で実現できると思われるキャリアプラン・キャリアビジョンを具体的に提示してください。

よくある質問4:パーソナリティについて

(質問例)
  • 「仕事をするうえで大切にしていることを教えてください」
  • 「仕事で喜びややりがいを感じるのはどんなときですか?」
  • 「まわりの人から、あなたはどんな人だと言われますか?」
  • 「あなたの弱みを教えてください」
  • 「これまでで一番大きな仕事上の失敗は何ですか?」

面接官や企業によって求める人物像は異なりますが、

  • 社内外の人間との親和性の高い人物
  • 業務へのコミットメント意識が高い人物
  • コミュニケーション能力の高い人物

はどの業界・職種でも歓迎されます。ですから、パーソナリティに関する質問に対しては、自分が上記の人材像に当てはまることを伝えられる回答にするといいでしょう。「あなたの弱みを教えてください」「これまでで一番大きな仕事上の失敗は何ですか?」といったネガティブな質問では、困難を克服する力やハプニング時の対応力、精神力などをチェックされています。「弱みを補うために○○を勉強中です」「△△という失敗をしましたが、□□□によって乗り越えることができました」という具合に、前向きな内容で終えられると好印象です。