ワンアップしたい人向けの求人・転職サイト【キャリコネ転職】
「転職活動では何社ぐらい受けるべき?」「履歴書に転職歴を全部書かなくてもいい?」キャリコネ転職に寄せられた質問に転職アドバイザーが回答します。さらに、「転職のリアル」では、転職活動で気になるあれこれについて、採用担当者のホンネを公表。
FacebookやTwitterなど、SNSをやっている人は多いはず。転職活動で体験したことを投稿している人もいるのでは?あなたのその投稿、採用担当者に見られているかもしれません。キャリコネ転職の利用企業の実に6割以上が、「FacebookやTwitterなど、応募者のソーシャルメディアを調べてみることはありますか?」という質問に対して「調べてみることがある」と回答しています。
企業にとっては採用活動もビジネスの一環。内部の人間であれ、外部の人間であれ、面接でのやりとりや、適性検査などのテストの内容をSNS等で公開するのはルール違反。面接の内容をうっかり投稿してしまったために不採用になったケースもありますから、気をつけましょう。たとえ不採用にならなくても、入社後の人事処遇に影響する恐れがあります。
あわせて、公序良俗に反する投稿をしていないか今一度確認を。「転職希望者の意外な一面を見つけることがあるから」との理由から、転職希望者のSNSをチェックする採用担当者は少なくありません。あなたの投稿を見た採用担当者が、あなたの投稿を意図せぬ形で受け止めて、悪い印象を抱いてしまうこともあります。そうなれば、頑張って準備した応募書類や面接が台なしになってしまうかもしれません。転職活動中の人も、これから転職活動をしようと考えている人も、ソーシャルメディアを活用する際は、投稿内容とプライバシー設定にはくれぐれも注意してください。
新卒採用における就職活動で、「体育会系出身が有利」というような話を聞いたことがあるかもしれません。その噂、既卒・第二新卒の中途採用においてはどうなのでしょうか。「若手の中途採用で、『体育会系出身』という肩書きは優位に働くと思いますか?」と尋ねたところ、「優位に働くと思う」との回答が「優位に働かないと思う」という回答を上回りました。
一般的に、体育会系出身には、
などのイメージがあり、それが優位に働いているようです。体育会系出身の人は、これらのポイントをアピールするといいかもしれません。
しかし、だからといって、体育会系出身でない人が不利だというわけではありません。体育会系の出身でなくても、現職(前職)での経験を通じて、仕事に取り組む姿勢・体力・忍耐力や、社会人としてのマナー・礼儀、周囲と協力して働く協調性を身につけていることを伝えればOK。自信を持って臨みましょう。
「元の恋人とよりを戻した」というのはよく聞く話。実はこれ、転職活動においても起こりうるんです。「数年前に転職した元社員からの応募が。貴社の対応は?」との質問に対して、「通常の応募者と同等に扱う」を選んだ企業が約4割、「在籍歴があるので多少有利に扱う」を選んだ企業が3割弱ありました。かなりの企業が、元社員の「出戻り転職」をOKと考えていることがわかります。もちろん、当時の退職理由にもよりますが、転職してみて前職の良さを改めて実感したという人は、過去に働いていた企業へ戻るのは無理、とあきらめずに応募を検討してみてもいいかもしれません。
なお、企業が出戻り転職を歓迎する主な理由は、
など。出戻り転職にチャレンジするなら、即戦力になれることをしっかりとアピールしましょう。また、「転職して改めてその企業のすばらしさを実感した」など、前回の退職理由はクリアになっていて、前向きな気持ちで復職を希望していることを、しっかり伝えましょう。応募前に元上司・元同僚に相談してみるのも有効です。
新卒の就職活動で第一志望の企業に入れなかった人は、転職でリベンジするのもアリかもしれません。「新卒採用で不採用になった方でも、中途採用で採用される可能性はありますか?」との質問に対して、何と9割超の企業が「採用される可能性はある」と回答。次のようなコメントも寄せられました。
「ある程度、経験・スキルを得ていれば可能性はある」
「新卒のときとは異なる選考基準のため可能性は大いにある」
「数年後、実力をつけてからの応募で、そのときの企業の希望にマッチしていれば採用される可能性はある」
どうでしょうか。「新卒採用でダメだったから、今度もどうせ無理だろう」とあきらめずに挑戦してみる価値はあると思いませんか?
実際にリベンジ転職をすることに決めたら、まずは、新卒時に採用されなかった理由を自分なりに分析し、同じ轍を踏まないようにしましょう。そして、上記の企業からのコメントにもあるように、新卒時とは違う「身につけた経験・スキル」や「培った実力」をしっかりとアピールし、企業に貢献できる人材であることを強調してください。また、企業研究をしっかりと行い、入社後のキャリアプランを具体的に思い描いておくことも大切です。「企業理念に共感して」「御社のブランドに憧れていて」といった抽象的な志望動機が通用するのは新卒までと心得ましょう。
転職活動は万全の体調で臨みたいところですが、面接日に急に体調を崩すこともあるでしょう。そんなとき、「延期したら選考に不利になるのでは?」と心配になってしまうのは無理もありません。企業に「応募者から『風邪で体調不良のため面接を延期したい』との連絡が。貴社の対応は?」と質問したところ、6割以上の企業が「面接を再設定するのみで、とくに選考に影響はない」と回答しました。面接に行けそうもないほど体調が悪いときは、応募企業にすみやかに連絡して面接日の再設定をお願いしてみましょう。
ただし、「面接を再設定するが、選考上はマイナスポイントとなる」「ご縁がなかったものとして不採用とする」と回答した企業も約3割ありました。安易な気持ちでのキャンセルはやめておくべき。また、日程の変更は1回だけと心得ましょう。
選考に不利になるのではという懸念から、離職期間や転職歴を故意に書かなかったり、出身大学や保持している資格についてウソを書いたりするのは、いうまでもなく、NGです。しかしながら、万が一、プロフィールを詐称してしまい、それが転職後にバレてしまったらどうなるのでしょうか。キャリコネ転職の調べでは、「経歴詐称になるので解雇する」「経歴詐称にはなるが訓告・戒告等にとどめる」を選んだ企業が5割以上ありました。仮に何のおとがめがなかったとしても、周囲からの信用をなくすことは間違いなし。経歴詐称は絶対にやめましょう。
第二新卒で社会人経験が短い、あるいは、既卒で正社員として就職した経験がない場合、自己PRに大学時代の研究内容やサークル活動、アルバイトについて書く人は少なくありません。これに対して企業はどのように思っているのでしょうか?
「20代前半の応募者を面接した際、自己PRの大半が学生時代のエピソードでした。貴社の評価は?」という質問に対して「20代前半はポテンシャル採用に近いのでマイナス評価にはならない」を選んだ企業が6割弱、「20代前半とはいえ、職務上の実績をアピールできないのであればマイナス評価になる」を選んだ企業が3割弱でした。同時に、次のようなコメントも寄せられました。
「実績としてPRできないまでも、仕事をして感じたことや、転職にいたるまでのエピソードは語ってほしい」
「学生時代のエピソード自体はマイナス評価にはならないが、実務として経験してきたことを何も説明できないのはマイナスイメージになる」
就業期間が1年以上ある人は、キャリアの棚卸しをしっかりと行い、仕事で培ったスキルや経験、仕事に対する姿勢なども話せるようにしておきましょう。
「キラキラネームは就職に不利らしい……」。そんな話を聞いたことはありませんか?実際のところどうなのかを調べるため、「採用枠1名で、ほぼ同評価の応募者が最終選考に残りました。一方がいわゆる『キラキラネーム』だった場合、選考結果に影響を及ぼす可能性はありますか?」と尋ねてみました。すると、「影響を及ぼす可能性はない」と回答した企業が7割以上でした。このほか、
「営業職の場合、印象的な名前ほど覚えていただけるので、それだけでも会社的には有利」「むしろ目を引いて覚えられやすいと思う。大事なのは人間の質なので、悪影響は考えられない」
等のコメントも寄せられました。名前が選考にマイナスの影響を与えることはないと考えてよさそうです。
応募企業が提示する年収が、自分が希望している額より少なかったら――。どうすべきか悩むところですよね。交渉するにしても、企業側が想定している額を大幅に上回る金額を伝えてしまったら、先方に悪い印象を与えてしまう可能性も……。キャリコネ転職の利用企業に「スペック的には問題ないが、希望年収がこちらの想定以上の方からの応募が。貴社の対応は?」と質問したところ、「ひとまず会ってみる」と回答した企業が5割強、「差額により会ってみる」を選んだ企業が約3割でした。「差額により会ってみる」と答えた企業に「どの位の差額までならOKか」を尋ねると、
「50万円程度。ただし、応募者数や急募の状況による」
「100万円」
など、さまざまなコメントが寄せられました。企業によって金額に差はありますが、年収について交渉する余地はありそうです。ただし、年収アップを望むなら、それを先方に納得してもらえるだけの実績と、その金額の根拠をしっかり説明できるようにしておきましょう。
「転職先で経験を積んで、いずれは起業したい」と思っている人もいるでしょう。転職面接で将来のキャリアビジョンを聞かれたとき、その夢をストレートに伝えていいのか迷ってしまいますよね。キャリコネ転職が「将来的な『起業の意向』は採用に影響しますか?」と尋ねたところ、「起業の意向は採用に影響しない」と回答した企業は5割強。「影響する」と答えた企業をわずかに上回る結果となりました。
企業が応募者にキャリアビジョンを聞くのは、あなたのビジョンと企業の経営方針、社風が合っているかを確認したいからです。最近は、起業したいという夢を応援してくれる企業が増えているものの、そうでない企業もあります。志望企業が保守的な経営方針、社風の場合は、起業の夢を伝えるのはやめておいたほうが無難といえるでしょう。ただし、本来自分のビジョンと合っていない企業に転職することが本当にあなたのプラスになるのか、よく考える必要はありますね。