面接

「面接官は応募者のどこをチェックしているのか?」「面接官の質問の意図は?」「どう回答したらいい?」そんな面接に関する疑問に答えます!面接は「あなた」=「企業が求める人材」であることをプレゼンテーションする場。万全の準備で臨みましょう。

志望動機のアピールの仕方

志望動機を聞かれたら、入社意欲の絶好のアピールタイムと考える

“応募書類に書いた志望動機+α”で乗り越えよう

面接官が志望動機を尋ねるのは、あなたの入社への意欲と熱意を知りたいから。経験やスキルがどれほど高くても、入社への意欲・熱意が低いと判断されてしまっては、内定は難しいといわざるをえません。「志望動機の掘り下げ」を面接前にチェックしておき、志望理由をきちんと伝えられるよう準備しておきましょう。なお、応募書類に書いた内容をそのまま話すのはナシです。面接官はすでに応募書類に目を通しています。応募書類に書いた内容をベースにしつつ、書き切れなかったエピソードなどを付け加えて話すといいでしょう。

志望動機の5大NGパターン

以下は志望動機の5大NGパターンです。ぜひ、反面教師にしてください。

「今までの経験を活かしたい」

今までの経験を活かして働くのは当然のこと。今までの経験を、入社後にどう活かすのか。そして、それによって応募企業にどのように貢献できるのか。具体的に説明しましょう。あわせて、現職(前職)で出した実績や成果は、会社や環境が変わっても再現できることを説明できるとより効果的です。

「御社で○○を学びたい」「研修制度が充実している点に惹かれ……」

会社は学校ではありません。学ぶ意欲をアピールしたいのであれば、「現在、○○取得のために勉強中です」「独学ではありますが○○について学びました」など、自主的かつ前向きに取り組んでいる姿勢を見せたほうが得策です。

「未経験可だったので」

キャリアチェンジ派が言ってしまいがちな台詞ですが、面接官に「熱意が感じられない」「受け身で自主性がない」「考えが甘い」などと思われてしまいます。「前職(現職)で学んだ△△を応用して御社に貢献したい」「入社後はできるだけ早く即戦力になれるよう、△△のスキルについてはすでに勉強中です」という具合に、自主的に学ぶ姿勢を具体例とともに伝えましょう。

「前職(現職)の××が不満で……」

志望動機を話すうちに、いつの間にか前職(現職)の愚痴や不満になっていた……。よくあるパターンですが、もちろん、これはNG。面接官に「同じような理由で我が社もすぐに辞めてしまうのでは?」と心配されてしまいます。「前職(現職)で希望しても難しかった××に、御社ならチャレンジできる」「前職(現職)では活かせなかった××のスキルを使って、御社でステップアップしたい」など、必ず前向きな理由を伝えましょう。

「御社の将来性に魅力を感じた」「企業理念に共感を覚えた」

どの企業に対しても使えるフレーズです。これでは、面接官に「我が社が第一志望ではないのでは?」「入社できればどの会社でもいいのでは?」と思われてもしかたありません。自分の実体験と結びつける、具体例を交えるなど、「御社でなければだめな理由」を説明してください。